成長のストーリー
場の空気を読むことが難しい
- 中学1年生
- ADHD(注意欠陥多動性障害)
中学生になり新しいクラスメイトとの距離感が近くなりすぎ、相手が「止めて!」と本気で嫌がっても、『自分が楽しいから相手も楽しいに違いない』と考えてしまい、切り替えられず止められない。その結果、クラスメイトとトラブルになってしまうが、原因が自分にあることを考えられない。また、担任の先生に注意をされても「先生が怒りっぽかった」と他人事の様に話してしまう。
苦手意識の改善につながったトレーニング
- コミュニケーション
話したいことがあるときは挙手をして、指名してから発言するルールにしました。 - コミュニケーション
複数指示が入らないので、1つずつ分かりやすい言葉で伝えました。 - コミュニケーション
他生徒さんとの雑談では、スタッフが間に入り言葉での説明をサポートしました。 - コミュニケーション
保護者様が作成した『約束手帳』を参考に、毎回目標を1つ紙に書き、机の上に貼りました。
成長した姿
- 自由に発言をすることもありますが、声掛けで発信のルールを思い出し、順番を守って指名されるまで待っていられることが 増えてきました。
- 週2回のトレーニング参加時に『スタッフの話をしっかり聞く』『良い姿勢を意識する』など目標を1つ紙に書いて机の上に貼り、帰宅時にフィードバックを行いました。都度声かけをすることで取り組めることが増えてきました。
- 保護者様が悩んだ末に『約束手帳』を作成し、学校でして良いこと・悪いことを都度メモ帳に記入し、同様のケースが起こったときに見直しをするようにしたところ、『前にもあった』と意識する回数が増え、行動する前に考えられるようになってきました。
現在の目標
スタッフの声掛けがなくとも、自ら目標を意識して取り組めるようになることを目指しています。