成長のストーリー

コミュニケーションの苦手さや衝動性から集団適応が苦手で不安感が強い

  • 中学1年生
  • 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群

言いたいことがあっても我慢することが多いことから疲れやすく、ご家庭では我慢しきれないときには強い口調になってしまうことがありました。また、小学校高学年の頃から学校に通うことができず、劣等感を感じている様子がうかがえます。

苦手意識の改善につながったトレーニング

  • 全般
    疲労感が強いときは休憩をすること、音が気になるときはイヤーマフの活用を伝えました。
  • 全般
    ご本人が発信した話題に、スタッフが他生徒さんも巻き込みながらいくつか質問をして、発言を促しました。
  • コミュニケーション
    トレーニング前後の挨拶の先導役を任せたり、スピーチ発表等を通して「できた」という経験を積み重ねました。
  • ケーススタディ
    「報告・連絡・相談」の大切さを都度お伝えし、質問や困ったときは自ら発信できるような雰囲気作りに努めました。

成長した姿

  • スピーチ等では自ら挙手をして堂々と発表出来るようになり、中学校に進学後は休まず通えるようになりました。
  • 苦手なこと・困ったことがあるときは、自ら助けを求めることができるようになりました。
  • 以前は兄弟ゲンカで手が出ていましたが、2学年下の弟とともにジョブサを利用するようになり、最近はお互いに嫌だと思うことを言葉で伝えられるようになりました。

現在の目標

水泳が好きですが、体型にコンプレックスがあって水着を着れないので、運動で引き締めて更に自信を持てるようにしたいです。