成長のストーリー
周囲の状況に合わせた言動ができない
- 小学3年生
- 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群
自分の決まり事や思いを周りに強要してしまい、思い通りにならないと言葉で伝えられずに、手が出てしまったり物に当たっていました。学校では自分が率先してやりたかったこと、1番になりたかったことなどを友だちがしてしまったりした時に、「待って」や「僕がやりたい」などの気持ちを言葉で伝えることができず、イライラして行動に出てしまいました。
苦手意識の改善につながったトレーニング
- 全般
ストレスを軽減するために自分の気持ちを話し、クールダウンする時間を作る - コミュニケーション
イラストやスタッフの顔の表情から気持ちを想像する - コミュニケーション
課題の進め方などで困った時に、どのタイミングで質問したらよいのかを考える - ケーススタディ
自分の言動を客観視し、相手の気持ちを理解する(ロールプレーイング)
成長した姿
- 思い通りにならないことがあっても、自分の感情をあらわにせず、周囲の人に気持ちを伝えられるようになりました。
- 話した内容を相手の気持ちになって振り返り、「僕は言われたら嫌だな」と気付くことができるようになりました。
- 自分のルールを押し付けず、「○○君はどうしたい?」と相手の気持ちを聞くことや、譲ることができるようになりました。
現在の目標
周囲の人との会話の中で相手の表情から気持ちを察したうえで、自分の気持ちを順序立てて伝えられるようになることを目指しています。